浸出水処理試運転
岡山県の廃棄物処理企業様現場で試運転を行いました。対象は浸出水です。
浸出水は埋立地から流れ出る水のことですが、これには雨や雪、埋立物そのものに含まれる物質が含まれています。
焼却灰や不燃物を主体として埋め立てられることが多いため、浸出水排水の水質は、BODなどの有機性物質濃度は低くなりますが、カルシウム濃度や塩素イオン濃度が高い傾向にあります。
プラント内でのスリットセーバーの役割は、不純物の吸着・凝集、固形物を分離して次工程の負荷を軽減することです。
概要
施設 | 中間処理施設 |
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処理対象排水 | 浸出水 |
機種 | スリットセーバー611Dシステム + 自動溶解装置KDS-500 |
処理量 |
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40kgDS/hr |
使用薬剤 |
ポリ硫酸第二鉄→活性炭→高分子凝集剤 |
脱水ケーキ含水率 |
71.83% |
最初にポリ硫酸第二鉄で凝集させ、活性炭で吸着処理をした後に、また高分子凝集剤で凝集させています。
分離後の濾液はオゾン処理され、脱水ケーキは産業廃棄物として処理されます。
動画
導入事例動画一覧ページより、様々な業種における多様な汚泥・排水の処理動画がご覧頂けます。