ガス切断

社長が工場の片隅で何やらやっていました。妙なメガネもかけています。

社長が一人で何かコソコソやっているのは、研電社ではたまに見かける光景です。以前、一人で黙々と溶接している姿をご紹介したことがありますが、今回は鉄筋に穴を開けています。それもガス切断です。

研電社もそうですが、近年はレーザ切断機を導入する企業が増え、ガス切断をあまり見かけなくなりましたね。
しかしながら、この鉄筋のように、レーザ加工機にセットするには大きすぎたり重すぎたりする母材を加工するとなると、やはりガス切断の出番ですね!

せっかくですので、この少々ノスタルジックな作業をお見せしましょう。
トーチの先に針がついていて、コンパス状になっているのがお分かり頂けるでしょうか?

この針を中心として、ずれないようにトーチを回していきます。

トーチが始点にたどり着いたら、ハンマーで叩き落とすと綺麗な丸い穴が開きます。

見ていると簡単そうですが、恐らく難しいのでしょう。小さな子がコンパスをうまく使えないように、経験があまりない人間がやろうとすると正円には切り抜けないのではないでしょうか?
ただし、社長自身久しぶりだったそうで、上手く出来なかったところがあったとぶつぶつ言ってました。
そもそも何故こんなことをしているのかと言うと、鉄筋を軽くしたかったのだそうです。

少しは軽くなっていると良いですね。

その後、従業員さんから『プラズマ切断機で切ればラクだったんじゃない?』と言われてガッカリしていた社長でした。

一枚くり抜く様子を動画でご覧になりたい方はどうぞ。

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