脱水ケーキを半分に!

親水性の高い微細な粒子からなる余剰汚泥や消化汚泥は脱水が極めて困難です。

遠心式・加圧(圧搾)式等による機械式脱水機を用いた場合、その含水率は一般的に80-85%です。
絞れそうで、絞れない...
さらに脱水できるとケーキの量は減るのになぁ...我々排水処理業界の人間は常日頃考えています。

突然ですが、ここでクイズです。

含水率85%の脱水ケーキの含水率を70%に...
含水率80%の脱水ケーキの含水率60%に...
それぞれ減らすことができたら、ケーキの重量はどのくらいになると思いますか?

???

答え

なんと重量が半分(50%)になります!

含水率って重要ですね。

電気浸透脱水機
電気浸透脱水機

研電社では、スリットセーバーと電気浸透原理を利用した脱水機をユニット化した、新しい製品を開発中です。

電気浸透原理とは

排水処理業界ではよく知られている脱水方法の一つ、電気浸透を利用した脱水について簡単にご説明します。
スリットセーバーもそうですが、脱水と言えば最初に思い浮かぶのは圧搾や遠心分離だと思います。日常生活においても、濡れた雑巾を絞る(圧搾)、洗濯機の脱水工程(遠心分離)など、日々この原理を利用していますね。しかしながら、親水性の高い粒子状の汚泥を脱水しようとした場合、このような方法では限界があります。そこで、更なる含水率の低減、汚泥の減容化の為に用いられるのが電気浸透原理です。

汚泥に直流電源を流すと、マイナスの電荷を帯びた汚泥はプラス側に集まり、プラスの電荷を帯びた水分はマイナス側に集まります。何やら不思議な話ですね(学生時代、真面目に勉強していれば良かったと思う瞬間です)。詳細については専門書を手に取って頂ければと思いますが、この現象を利用して効率良く脱水することが可能なのです。

運転試験

12月中旬、冷たい雪が舞う中で運転試験を行いました。
対象は、地元の食品加工工場から譲って頂いた余剰汚泥です。

電気浸透脱水前の脱水ケーキ含水率は約79%でしたが、電気浸透脱水を行った結果、含水率は約59%まで低下し、重量は見事に半分となりました。

電気浸透脱水前:含水率約79%
電気浸透脱水後:含水率約59% 

このシステムを早くお客様にお届けできますよう、開発に励みます。

2023年6月追記

製品ページに電気浸透脱水機が加わりました!

小型評価試験機による脱水性能テストを承っております。
お問い合わせ一覧のテスト依頼ページよりお申し込み下さい。お待ちしております。

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